病気の子を出産し、絶望している人への告知は慎重に。

Businessman in a surreal and desert beach

今週は水曜日に更新できなかったので間が空いてしまいました。
更新を心待ちにしていただいているあなたには随分お待たせして申し訳ありません。
なので、できれば2、3日中に更新したいと思っております。ご期待下さい!

最近の記事はダウンちゃん関連しか出していないのですが、沢山の反響があり、うれしい限りです。
皆様ありがとうございます。

そんなところに、こんな失敗談を書くのは忍びないのですが、めげずにどうぞお読み下さい。

この記事は”心臓病の子の出産でも大病院のバックアップのお陰で無事に出産!”の続きです。
まだ読まれてないあなたは、ぜひお読み下さいね。
また、すでに以前読まれたあなたももう一度見て思い出して下さいね。

今回の記事は、ぼくの失敗を仮に体験することで、あなたが同じ失敗をしないで済むようになれたら、と思い、記事にします。
結論は、”絶望の淵にいる人に声をかけるタイミングは慎重に選ぶ”ということです。

出産後

妻の出産は大病院のバックアップのおかげで無事に迎えることができました。
その後の対応も万全な体制だったので、ほんとにスムーズにNICUに移行できました。

ですが、問題はぼくらの方です。

気がかりは生まれた”かっちん”の症状です。

「いったいどんな状態なんだろう・・・」

想像がつかなくて、、、
いったいなんて声をかけたらいいのか、、、

「おつかれさま」

と、他人行儀なありきたりの言葉しか浮かびませんでした。

長すぎる待ち時間がぼくたちを包んでいました。

かっちんとの対面

それから数時間が経って、NICUに行く準備が整い、ようやくかっちんと対面できるようになりました。
妻は車いすで移動しました。

NICUに入ってみると・・・!

そこにはかっちんが、たくさんのチューブと点滴につながれて保育器に入っていました!
人生で初めて見る光景でした。

生かされている

医療の発達で、重度の心臓疾患であっても十分に生きていける世界にいることを実感しました。
ありがたい時代です。

生れて嬉しいのか、悲しいのかわからない、複雑な気分でした。
人間の感情ってほんとに複雑なんですね。。。

この日は妻も生んだばかりなので、すぐに退室しました。

症状説明

それから、また何時間も待ったかのように覚えていますが、ようやく症状説明に呼ばれました。
当然ですが、呼ばれたのはぼくだけです。

そして、ついに、心臓担当の先生からの告知がありました。

  • ファロー四徴症であること。
  • ダウン症の可能性が高いこと
  • 現状の治療状態
  • 治療方針

ファロー四徴症とは?

心臓の図を描いて丁寧に説明して下さいました。
言われている症状については納得できました。

ですが、気持ちの整理がつきません。

「心臓に欠陥ってどうするん?」
「生きてけるん?」
「退院できるん?」

・・・

ほんとに、自分が病気の方がいいと思いました。
ぼくはいたって健康なので、病院とも縁が無く生きてきました。
なのに、こんなに小さい、生まれたばかりの子が生きるか死ぬかの瀬戸際を体験しなければならないなんて、、、

人生は運命に翻弄されます。

告知

病室に帰ったぼくは、先生から聞いたことを妻に伝えました。
妻は、気丈な態度で聞いてくれたかのように見えました。
妻が入院した病室は大部屋だったので、その日ぼくは泊まらずに帰りました。

当時何を話したのかはもう覚えていませんが、気遣う言葉をかけたつもりではあります。

ですが、この行動は全く失敗です。

失敗

まず、先生がぼくだけを読んで病状説明をしてくれたのはなぜか、を考えるべきでした。
妻は動ける状態ではなかったから呼ばなかったのかもしれませんが、そうではなく、妻には落ち着いてから、おいおい、伝えてほしいことの表れだったのだと思います。
絶望の淵に立たされている妻の心境に寄り添えているなら、今すぐ聞きたいはずがないのはわかることなのに。

自分本位、自己中心的。

ですね、当時のぼくは。
(今では成長できたと思っていますが・・・)

て言うか、普通はすぐに伝えないのかもしれません。
ぼくだけが特別おバカなだけなのかもしれません。

ですが、当時のぼくは一人で抱えておくことができませんでした。
伝えて、共有してほしかった、と言えば立派に聞こえますが、ただ自分一人で苦しむことから逃げていただけなんだと思います。

今だに、事あるごとに言われます。

ぼくが返った後、大部屋の中で息を殺して泣いていたことを。

なんですぐ言ったん・・・?

まとめ

”絶望の淵にいる人に声をかけるタイミングは慎重に選ぶ”

あなたはぜひ、出産後の落ち着いたときに、日を改めるなりして告知をして下さい。

(ふつうそうやろ、って奥様方からの激しい突っ込みがたくさんきそうですが。)

失敗してみて、初めてイケなかったことに気づくこともあります。
ですので、他人の失敗を自分の成功体験へつなげていただけたら、と思います。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。


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