初心者のための”木工の腕を上げる”ために必要なものたち。

超が付くほどの初心者の方への木工を始めるためにひつようなものはこちらですが、ここでは、超が取れた、まあ普通の初心者の方への必要な、というかあるともう一歩上のステージへ上がれる道具を紹介します。

ジグソー

有名メーカー品であれば7000円前後、安くて3000円程度で買えます。
多くの方が、小学校の図工の時間に糸のこを使って木を切ったことがあるかと思いますが、それと同じようなものです。
曲線が切れるので、下の作品のように丸や雲形のような形を作ることができ、アンティーク調やカントリー調にすることができます。直線だけではシンプルでいいのですがデザインが単調になりやすいので、こういった曲線を取り入れることでデザインに変化が生まれ、飽きのこないものが出来上がります。

使い方のコツは、
・切る木材と垂直にする。
・R(Radius(半径)の頭文字Rのこと)のきついところはゆっくり切り進める。
垂直より傾くと切断面が斜めになってしまい、見た目にもおもしろくないです。
また、曲線のRがきついところを切るときは、ゆっくり切り進めながらちょっとずつ角度をずれしていくイメージでジグソーを動かしていきます。これも使ってみないと感覚がわかりにくいと思いますので、どんどんやってみて、慣れていくしかありません。

トリマー(ルーター)

これも有名メーカーだと7000円以上、そうでなければ3000円ぐらいで買えます。
これは、主に面取り、溝掘りをする工具です。

このように板の角が削られて、段がついているのがわかると思います。
この段をつけることで、ワンランク高級品になったような気がしませんか?
また、板の角で皮膚を傷つけるのを防ぐことにもなります。

このトリマーを使う際には、試し削りをすることをお勧めします。
トリマーで面取りをするときは板の角に沿って削っていくのでkすが、ビット(トリマー先端の刃)を少し控えめに出してから試しに削ってみることをお勧めします。
ビットを出し過ぎて削ってしまった場合、思った深さより削れてしまうことがあります。
ですので、試しに削ってみてから、もう少し削った方がいいかなとか、ちょうどいいとか判断していった方がいいです。
削ってしまったら元には戻せませんので、作り直すしかないです。
そうならないためにも、試しに削ってみて、どのぐらいの長さにすればいいかを決めていきます。

のこぎり(あさりなし)

1000円前後です。
この”あさりなし”のこぎりは埋木を切断するものです。
あさりというのは、簡単に言うとのこぎりの歯の広がり方です。
一つ一つの刃は互い違いに外側に広がっており、この広がりがあるおかげで切りやすくなっています。
あさりがないということは、その広がりがないので、のこぎりの刃と同じ幅になっており、普通の板などを切るときは切りにくいです。
埋木というのは、ビスを隠すものです。
板の接合をビスで行ったとき、ビスが前面に出てしまって見栄えが悪くなり、質感を損ないます。
そこで、あらかじめダボという埋木を埋め込む為の穴を開けておいた後で、ビスを打ち、接合します。
その後ダボを埋め、このあさりなしのこぎりを使ってダボを切り落とします。
あさりがないので、ダボを板の表面すれすれのところで切り落とすことができるのです。
あとはサンドペーバーをかけて終わりです。

以上のものを使うことで、完成度をワンランクアップさせることができるので、ぜひ活用してみて下さい。

初めからうまくはできません。失敗して、考えて、そして経験を積んでいくことでうまくなります。

経験に勝るものはありません。


注意!工具はどれも高回転のものが多く、非常に危険なので、安全には十分すぎるほど注意を払って作業して下さい!
ケガしてしまったら取り返しがつきません。家族を悲しせないように。お願いします。

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