7 Jul 2017
憲法とは
憲法とは、そもそもなんでしょうか。
う~ん。。。
難しいですね。
普段意識せずに日々を生活されていると思います。
ですが、実はぼくたちは憲法の恩恵をたくさん受けています。
現実に目を向ければ明らかに感じることができます。
日本の憲法は、とても慈愛に満ち溢れているのです。
憲法十三条 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。
憲法は一人ひとりを大切にするという、基本的人権を保障しています。
一人ひとりが違ってあたりまえ。それを尊重しよう。
そして、憲法がそれを守ろう。
それが国であり、一人ひとりが財産である。
多様な考え方や幸せの形があって、一人ひとりの集まりであり、多様が故にぶつかることもあるかもしれないけど、他の個人を思いやり、関わりを持って共同して生きていく。
絶対に一人ひとりを大切にして、法律を作ったり政治を行ったりしなくてはいけない。
人類とはこうあるべきだという理想を謳っているのだと思うのです。
子どもの頃を振り返ってみた時、根本的な所での人権教育がなされてきたのか思い返すと、とてもそうは思えないです。
一人ひとりを大切にしなければいけないはずが、ちょっと人と違うところがあると仲間外れやいじめの対象となっていました。
違って当たり前、なんて概念はあまりなかったように思います。
間違ったら怒られ、叩かれることもありました。まるで軍隊ですね。
そして、完璧にみんなと同じことをするように求められていて、決まりきった画一的な教育ではなかったかと思います。
教育者の立場にある方々の基本思想に人権という概念がなかったのではないかと疑ってしまいます。
今では、昔とは違っていると思いたいですが・・・。
もっと人権について豊かにならなければいけない、つくづくそう思います。
知識も大事ですが、人権という概念の方が大事なのではないかとさえ思います。
人と違う考え方、人と違う行動、人と違う外見、みな尊い。
個性があることをむしろ喜ぶ。
そしてその多様性を認め合う社会。
繰り返しますが、日本国憲法はそれらを全てひっくるめて受け止めてくれる、そんな慈愛に満ちているものです。
みなさんはどうお考えですか?
未知の難問の解き方
憲法改正という複雑な難問をシンプルに解くためには、まずは理想をきちんと掲げるべきです。理想を揚げなければ目指す姿が曖昧になってしまいます。
ですので、基本的人権の保障を最優先にするというこの考え方に立脚する限り、絶対にしてはならないことがはっきりと見えてきます。
何があっても一人ひとりの命を最大限尊重しなくてはならない、この大前提を守らなければなりません。悲惨な戦争を二度と経験しないように、絶対に人権を軽視してはいけません。
確かに過去の歴史認識などの経緯の把握も必要です。ですが、きちんとした把握をするだけでも相当な時間を費やしてしまいます。間違った認識では判断も誤りかねませんが、絶対に守るべきことはそう簡単には間違えないはずです。戦争を繰り返すことだけは避けなければいけない。それだけは誰も間違えようがありませんね。
現行憲法ができた背景は敗戦であり、戦争がもたらした損失は計り知れない、もう二度としてはならない。
戦争に突き進んでしまわないようにしっかり憲法で国家を拘束しておかなければならない。
戦争経験がなくても、戦争の悲惨さはだれでも共感できるはずです。
言葉遊びや解釈変更などで、表面上の戦争ではないとするなんて言語道断です。
先人がこれらの事を守ってくれたから、今の平和な日本があるのです。絶対に忘れてはいけないことだと思います。
日本人に生まれてよかったって子どもに言われたいですね。
ぼくは思ってます。日本人でよかったと。
あなたもぜひ、日本人でよかった、と誇りに思って下さい。
でも、それで満足してはいけないとも思ってます。
世界に目を向けると、まだまだできることはありますね。
少しづつ、できることから始めようと思います。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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